ExcelVBA　文字列を操作する関数について

ExcelVBA　文字列を操作する関数について

MidとMid＄　（文字列抜き出し）

「Mid」と記述しても、「Mid＄」と記述しても機能的な差はなし。

Mid関数はバリアント型を返し、Mid＄関数は文字列型の値を返す。処理速度に差が出るということ。（Mid＄の方が早い。よほど多用した場合。）

StrConv（文字種変換）

構文：StrConv(string, conversion, [LCID])

引数Stringに指定した文字列を、conversionで指定した文字種に変換する。

引数conversionの設定

定数	値	説明
vbUpperCase	1	文字列を大文字に変換します。
vbLowerCase	2	文字列を小文字に変換します。
vbProperCase	3	文字列内のすべての単語の最初の文字を大文字に変換します。
vbWide	4	文字列内半角文字を全角文字に変換します。
vbNarrow	8	文字列内の全角文字を半角文字に変換します。
vbKatakana	16	文字列内のひらがな文字をカタカナ文字に変換します。
vbHiragana	32	文字列内のカタカナ文字をひらがな文字に変換します。
vbUnicode	64	システムの既定のコード ページを使用して文字列をUnicodeに変換します。 (Macintoshでは使用できません)。
vbFromUnicode	128	文字列を Unicode からシステムの既定のコード ページに変換します。 (Macintoshでは使用できません)。

※引数「LCID」について

ロケールID（国別情報識別子）を指定。日本語環境のシステムで日本語を使用する場合は、通常省略します。他国の環境で日本語を扱うときは言語コード→ja　LCID→1041

Windowsの英語環境で日本語を表示するときには、コントロールパネル→地域→管理でUnicode対応でないプログラムの言語を日本に設定する必要がある。